2009年06月03日

相続問題 悪人は存在するか?

事務所に定期的に送信されてくるファックスの中に、
不動産鑑定士さんからのものがあります。

その中に、
「専門家が相続の相談を受ける時に、
揉めている関係者同士の人々と同席してお話を聞くことは、
まず、ありません。」
という文章がありました。

当事者の一方からのみ話を聞くから、
揉めている相手方は(想像上の悪い人)は、
どんどんと悪い人になっていってしまう
ことになるのだと思います。

疑心暗鬼もあります。
腹を割った話し合いがなかなかできない・・・

でも、税金を共通の敵にすると
話し合いはスムーズに進みます。

言葉はちょっと物騒ですが、
税金を安くするということでは、
相続人全員の利害が一致するので、
話がまとまりやすいのです。

そのおかげで、
「弁護士を立てて争う!」
と言っていた相続人の双方を、
別々に事務所にお呼びして、話をお聞きして、
結果として、遺産分割ができた事案もあります。

幸いに、相続人全員にお目にかかれる相続税の申告であれば、
遺産分割もでき、スムーズな申告ができています。

未分割で申告した事案は、
ご自分で相続税の申告をするつもりでいらした相続人の方が、
申告期限間近になり、慌てて事務所に飛び込んで見えた事案で、
「未分割でお願いします。」と言われた事案だけでした。

しかし、近年、遺留分の減殺請求の事案を
扱うことが増えてきています。

弁護士さんからご紹介いただいて行う相続税の申告
の場合には、トラブルを抱えて案件が多いのは当然で、
それだけ減殺請求のリスクも高くなります。

減殺請求を起こす側、起こされる側
それぞれ言い分はあるのでしょうが、
そうなる前の対応を!!

そのために、事業承継からみですが、
遺留分に関する法律ができました。

posted by 小出 絹恵 at 18:01 | 相続・贈与・遺言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする 編集
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